Newton 空間:50cc on Shibuya#2

	Newton 空間

7thHeavenの空間
50cc on Shibuya#2	ヒストリー／思い出

■50cc on Shibuya#2■はアップルユーザーグループ「NewtonJapan」の、1997年関東忘年会終了後、その報告として作成され公開された文章です。
忘年会は九州地区と同時開催だったため、電話回線を通じて遠隔じゃんけん大会まで行われました。
文体はハードボイルドから徐々にギャグ漫画の様式へと変化していきます。

ご要望により全文を掲載しました、どうぞお楽しみください。

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「俺の本名は誰も覚えてくれない」と心の中で思った。そう、俺はBasukeだ。

いつもの会議なら遅れがちの俺だが、今回は、野口に武藤と言う強い見方がいた。野口は、穏和な顔をしているが、時に見せる鋭いまなざしに内に秘めた殺意が現れる、もちろんそれは、時に大きなハンデとなるが、彼の携帯武器であるeMateは、どうも人を和ませる能力が有るようだ。武藤は、ハカイダー武藤としての名前に恥じない、FNEWTONの優秀なクラッシャーだった。

三人で訪れた「クッチーナ」と言うその店は、非常に暗い佇まいをしていた。和風に行灯のその部屋に、既にメンバーは数人集まっていたが、乾杯を待たずにビールで酒盛りをしている。「とんでもない奴らだ」と心の中で思った。が、俺もすぐにビールをオーダーし、悪い奴の仲間入りをした。

キャベツが出た、生のキャベツだ。オリーブオイルにちょっとつけて食べるのだと言う、「菜食主義者じゃない」と心の中で思ったが、俺はばりばりとそれを喰らった。いつも裏の世界に居る俺達にとって、生野菜は非常に貴重な物だった。気が付くと、横の淺井も、やはりバリバリと喰い、こちらのテーブルのモヤシのサラダにまで箸をのばし始めている。

次は、何だ、茸だ、きのこがでた。「菜食主義者じゃない」と2度心の中で思ったが、店のウエイトレスに訪ねた。「肉は出るのか？」、「次はひものです。」冷たく言い放った彼女の瞳の奥の憎悪を感じ取ったのは俺だけでは無いはずだ。茸には専用の焼きだれが付いていて、それをののがきが芸術的な仕草で塗っている。

ひものは多岐に渡った、きびなご、とびうお、こあじ、、。いつも裏の世界に居る俺達にとって、Ca（カルシュウム）は非常に貴重な物だった。横の山田はどうやら魚は嫌いらしい。そのころ久保は、ハーフ＆ハーフをデカンタで飲み始めていた。

ついに、肉が来た。待ちに待った肉が来た。「遅い、もう始まってしまう」と心の中で思った、その通りだった。すでにその時、部屋は戦場と化していた。タン塩に向かう箸を俺は武器に、素手という武器に持ち替えなければならない。いつも裏の世界に居る俺達にとって、肉は非常に貴重な物だった。「お願いだ、肉を喰わしてくれ」と心の中で思ったが、戦いの場は待ってはくれない。そう、俺はこのために来たのだ、慎也亡き後は俺しか居ない。

横では、宮田が無線機を操っていた、「Check eMate King-2.This is White Castle!!」、電波状態が悪いらしい、音声がブリージングしている。甲高い奴の声がさらに高くなった、どうやら勝負の時らしい。戦闘状態、バトロイドバルキリーに変形した俺は、「ふーう」とため息をつくまでの桃太郎侍の様に、戦いを全く覚えていない。「一つ、人の世、生き血をすすり」と心の中で思ったが、俺の必殺技、ぐーを出してみた。覚えているのはそこまでだった。

戦いは終わっていた。
後で聞いた話では、野口は勝利しカメラをGetし、Newton @ -AtMark- VS あやしい世界は、AtMarkが勝利し「びーえもん」を手中にした。Newton Shopの帽子は、今誰がかぶっているのだろう。「俺は、結局何を手にしたんだろう」と心の中で思った。戦いはし烈を極めた、ただその中で、みんなは来年へ、未来への活力を見いだしたかもしれない。もちろん生き残った奴だけが、その権利を得られる。

「今年は俺にとって良い年だったんだろうか？」

と心の中で思った、すると右手の中の黄色い本が答えた。

「もちろんさ、きっと来年も良い年になるよ」

俺は二次会のカラオケに向かった、....今度の武器は、俺のこの自慢の喉だ。

＜終わり＞

【ゴジュッシーシーオンシブヤツー】

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2002/5/23更新
2002/3/7 登録
2964クリック/ 1回更新

02/3/7

バスケ　あー、これ持ってないんだよなぁ。だれか、持っている人、下さい！

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