Newton 空間:ジョブズ曰く「ニュートンを抹殺すべきだと思う」

	Newton 空間

多村栄輝の空間
ジョブズ曰く「ニュートンを抹殺すべきだと思う」	ヒストリー／思い出

今となってはアップルの歴史では「ジョブズマンセー」がまかりとおっているけれど、Newton ユーザーだけは彼がしたことを忘れてはならないと思うね。アップルは嫌いじゃないし、これからもマッキントッシュを使っていくだろうし、ジョブズの考え方にはハッとさせられることもあるけれど、彼のことはもう好きになれそうにない。

NewtonLetter（980815.土曜日）より。
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『アップル薄氷の500日』を読み終わりました。ニュートンについてギルの評価とジョブズの評価は正反対だった。ギルはニュートンの将来性を高く評価していたし、ジョブズは「なかったこと」にしてしまおうと考えていた。ギルがアップルのＣＥＯに就任した当時、市場にはまだ MP120 さえ販売されていなかった。しかしアップル内部では Newton OS 2.0 はすでにカタチになっていたし、 MP2000 のアイデアはすでに存在していた。ギルはその開発を認めてくれた。そしてジョブズがだいなしにしてくれたというわけだ。もし Newton.INC がそのままジョブズの毒牙にかかることなく独立の道を歩み続けていたら、そこには何が待っていたのだろう。

この本は、索引がたいへん充実しているという点においても評価されるべきだ。ニュートンについては131、164、312、346、398ページを読めばほとんどが把握できることがこの索引からわかる。あと強いて言うなら、アラブの石油王の息子のエージェントとしてアップルにやってきたアル＝ヘジャイランは eMate のことを気に入っていたらしい、ということぐらいか。

この本は世間ではアップルの暴露本と呼ばれていますが、その実体は困難に陥った大企業が立ち直るにはどう行動するべきかを力強く説いたすぐれたビジネス書だ。ぼくの勤めている会社はアップルのような巨大企業ではないけれど、とてもよく似た病理を抱えていることに気がついた。ギルがそのことを簡明に語ってくれたことに感謝している。どうか、単なる内暴本として読み終わることなかれ。この本から学ぶべきことはたくさんあるはずだ。
http://homepage.mac.com/...

【ジョブズイワク「ニュートンヲマッサツスベキダトオモウ」】

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2004/9/8更新
2002/3/7 登録
4958クリック/ 1回更新

02/3/7

Ｎ＠　 NeXT CEO 時代の「いまどき、白黒はないだろう」というコメントもありましたね。でも、Apple Store のデモで彼が最初に買ったのは MessagePad 2100 なのだ。

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