今日は「PDA でオンガク」の話。
「PDA でオンガク」といっても「聴く」「演奏する」「ツールとして使う」など目的は様々。最近の PalmOS / Pocket PC デバイスは MP3 や WMA フォーマットで記憶された音楽を再生する「プレイヤー機能」が搭載されている。自作の曲を演奏できる MIDI シーケンサも存在する。しかし、個人的な経験ではモバイル機器がもっとも効果を発揮するのは「突発的な音楽的ツールの必要性」が生じた時。第1回(連載しないかも)はこの「ツールとして使う」をとりあげましょう。
「いいフレーズが浮かんだ!」とか「店内でかかっている曲をメモりたい!」とか「空いた時間で何か作曲を」というシチュエーション、音楽的万能ツールが欲しいもの。かといって、五線紙やミニシーケンサやミニコンポーザなどの専用機、ボイスレコーダーやらを常時持ち歩くのはヘビーです。そんな時に一番役立つのが「紙」です。とにかくメモれるから(笑)。
「進化した紙」といえば Newton 。「Notes に思い付いたコードがガンガン書いていく。」というのは便利なものです。「イントロ、Aメロ、Bメロ、ブリッジ、う〜ん、サビ案1、案2、アウトロ」と書きなぐっていくには広い画面が一番。直接メモれる Newton は偉大です。また、メロディーなどは Notes のステーショナリ(用紙デザインみたいなもの)で五線紙のものを使えばいいでしょう。もっとも、「鼻歌を Notes に録音してしまう」という方法もグッドです。ドラムのビートなんかはメモるより「ズンズカチーチカ、ズンズカビジズバッ、」とか声で吹き込んだ方がいいでしょう。まぁ、周りに人がいると恥ずかしいし、後で聴くと「なんじゃこれ?」ということになるのですが(笑)。
コードを確認には Brown's Chord Book 1.0 をお薦めします(右図。クリックで拡大)。先日ゲットしたVisor にはChord Book をインストール。どちらもノートからコードネームを検索できるので、喫茶店でくつろぎながらコード譜を作る時にも便利。そう、茶店でくつろぎながら譜面書くのは素人ならでは(笑)。
メトロノームには In Tempo(Newton)を。Aの音も出ます。N@では BeatIt! なんてのも紹介しました。その時に視覚的なメトロノームソフト(針が左右に振れるやつ)が欲しいとコメントしたのですが、Metronome v0.3(PalmOS) がありました。でも見にくそう(苦笑)。Gachin2 v2.6
(PalmOS)の方がマトモです。それにしても PalmOS はいろんなソフトがあるね。
で、この記事を書く動機になった、もう一歩進んだツールを紹介したいのですが、長くなったのでそれは次回に。