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 2001.7.23 Mon コルグのイヤフォン型メトロノーム KORG MM-1

KORG が NAMM 出展商品のご案内として MM-1 というイヤフォン型の超小型メトロノームを紹介している。これが実にかっこいい。

「世界初、耳元でリズムを刻む、超小型、最軽量マイクロ・メトロノーム。斬新なイヤー・フィット・タイプで場所を選ばず手軽にリズム・トレーニング。」とのことで、リズム隊プレイヤーは自己練習にひとつ欲しくなるのでは。イヤフォン型なので使っている本人しか聴こえないんだろうけど。

あのデザインで簡単なドラムループを BPM 指定で再生できる「グルーブ・メトロノーム」があったら僕は買いますよ。自己練習のために。どうでしょう、コルグさん。

 
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 2001.7.23 Mon News Update

最近の記事から気になるものをピックアップ。Emagic は Macworld NY にて Logic Audio for Mac OS X を発表。 Logic Audio 5 for Mac OS 9 and for Mac OS X are being developed concurrently and will both be available in September 2001, helping to provide a smooth transition to Mac OS X. ということで、MIDI / Audio インターフェイスデバイスのドライバとともに9月には一番乗りで MacOS X に対応っす。偉い!

最近、Nuendo for Mac を発表したばかりの SteinbergMac お宝鑑定団のスペシャルレポートにおいて「Steinberg 社は開発の重点が Windows に置かれるようになったため、とりあげられなかった。」との記述があった。そうなの?

Mark of the Unicorn の DP3 は出荷がはじまったばかりだが、某メーリングリストで MOTU スタッフが MacOS X で動作する DP3 を開発中であり、既に実際なんとか動いていると非公式に発言している。各社待ったなしという感じですね。

NemeSys(GigaSampler の開発元)は TASCAM に買収されたとのこと。リリース

 
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 2001.6.18 Mon NI Battery

Battery Native Instruments の Battery を使い出しました。ドラムに最適なソフトウェアサンプラーで、スタンドアロンのほか、MAS(!)でも動作するのが嬉しいところです(もちろん、VST や DirectConnect にも対応してます)。サンプルは CD-ROM のライブラリが付属しているほか、AKAI 、SF2、REAKTOR Map、LM4、AIFF に対応。特に、LM4 に対応しているのがよいです。VST Plugin の LM4 は 欲しかったものの、Pluggo では動作しなかったんで。Battery はメモリベースのサンプラーなので DP と一緒に使うにはメモリはあればあるだけいいようです。自宅では320MB ほどなのですが、まぁ、これ以上あった方がいいのかもしれません。メモリが少ないと一部、読み込めないライブラリがあります。これはライブラリのキットの中には細かくレイヤーを設定している巨大なサンプルがあるためで、メモリがないと動作しないというより、メモリが許す限り読み込む仕様になっています。

速度的には、Power Mac G3(B&W)350 で DP と一緒に起動して普通に使えます。レイテシーもほとんど気になりません。Battery は、MAS / Free MIDI 対応なのですが、僕の環境(FreeMIDI + OMS)では、DP からの MIDI をデフォルトの状態(DP でデバイスを Battery を指定する)で受け取れないようで、IAC 経由で MIDI で動かしています。これは、OMS コンパチにすると、Inter-application MIDI が無効になってしまうからかもしれませんし、僕の設定が悪いのかもしれません。まぁ、いずれにせよ、Free MIDI でも OMS コンパチモードでも動作することには変わりません。オーディオは MAS 対応なので DP のトラックに直接アサインされます。あとは、DP のドラムエディタでサクサク打ち込んでいけばいいのです。ReCycle で分割したファイルを Battery で読み込んで(キーボードアサインも一発オーケー)使うもよしです。

さて、AKAI のサンプラーがありながら、なぜ、Battery は必須なのでしょうか。そう、日常の外出先に AKAI のサンプラーは持っていけないからです。7月にマイナーチェンジが噂される PowerBook G4 に DP3 + Battery をつっこめば、「最強の音楽環境@喫茶店」になるのであります。ということで、7月目指してがんばって貯金しなければなりませんな。

Battery のレビューは7月号のサンレコに詳しくでてます(キーボードマガジンのレビューより、詳しく、的を得てます)。そそられる方は結構いると思います。要チェックです、はい。

 
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 2001.4.2 Mon Digital Performer 3 アップグレード開始 - かっこよい

イメージタグを手で書くのはめんどくさい。さて、Digital Performer 3 の紹介が本家サイトに掲載され、日本でのアップグレード料金も決定した。Musetex によると、

1.Digital Performer 以前のヴァージョンからDigital Performer 3.0 \26,000
2.Performer 全てのヴァージョンからDigital Performer 3.0 \42,000
3.AudioDesk 全てのヴァージョンからDigital Performer 3.0 \55,000

となっている。2001年1月1日以降にDigital Performerを新規でご購入、または有償アップグレードしたユーザは無料で DP3 にアップグレードできる。Unisyn 1.52 優待販売(特別ご提供価格\10,000)も行われる。先行アップグレードの受付もはじまった。それにしても米国での Unisyn 優待販売は $49 。DP3 はともかく、Unisyn は高すぎねぇか。最新シンセにも対応してないだろうに。



DP3 のインターフェイスは MacOS X Aqua の影響を受けているときいてちょっと心配してたんだけど、Aqua マンマということもなく、センスのいいところに落ち着いているようです。以前の DP のインターフェイスは抵抗があったのですが、今度のは「クール!」という感じ。5.1ch 対応というのは個人的に「まったく意味がない」のが残念ですが、ピアノロールの MIDI/Audio 編集が強化されているならありがたいです。なんせ、Vision ユーザでしたから。Digital Performer はローカライズ作業とかないから、出荷は早いのかな?マニュアルの準備とかで時間がかかるのだろうか?いやいや楽しみ。

 
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 2001.3.12 Mon Reason 専用キーボードが Novation から - ReMOTE Keyboard

こんなのアリ?Harmony Central : ReMOTE Keyboard Designed for Reason によると、NovationPropellerhead Software は、プロダクトアライアンスのもとにReMOTE Keyboard for Reason を発表した。これは、Newton@-AtMark- でも紹介しているReason 専用のハードウェアキーボードコントローラー。

計画では、3 オクターブの鍵盤、USB インターフェイス、内蔵スピーカーが装備され、Reason のパラメータコントロール用のノブは前面には 12 個並んでいる。リリースにもある通り、思い起こせば Yamaha QY10 用のキーボードコントローラー(QY10 と合体した)を発売したことが Novation のルーツだ。Reason は外部 MIDI コントローラーへの対応が可能だ。専用のものを用意するあたり、Propellerhead も Reason に相当の力を入れているのが分かる。7月に£250(約 \ 47,000)で登場予定。

まぁ、入力用のキーボードに「鍵盤のクオリティ」は求めないんだろうけど、Novation の鍵盤って弾きにくい。先日、Nova 2 KBD をウチのバンドではじめて実践使用したんだけど、やはり弾きにくかった。僕の持っている鍵盤楽器の中でワースト3に入る(ちなみに、ワースト1は CBX-K1XG(限定のグリーン)、2はKX5 だ。双方とも標準鍵盤ではい)。鍵盤がパコパコというか、長いというか。いつもピアノ鍵盤を弾いているのでタッチがハードだからか、ベロシティ分解も中の下かも。まぁ、プレイ性は求めない楽器だから全然問題ないですが、エレピとかのサウンドでメインに使う(まともなエレピの音なんか出ないよ、念のため)には僕の腕ではきついです。

 
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 2001.3.9 Fri FM7 & ABSYNTH / Waldorf Attack Percussion Synthesizer

FM7 & ABSYNTH - Native Instruments

FM7 Native Instruments はソフトシンセの新作2本を発表。FM 音源シンセをエミュレートしたFM7 と、セミモジュラーシンセ(わかる?)ABSYNTH だ。

ソフトシンセは瞬く間に多くの商品が発表されたが、その多くは VST Instrument Plugin として登場している。FM7 / ABSYNTH は MAS(MOTU Audio System)に対応、Digital Performer に対応している。VST 2.0 / DirectConnect / ASIO にも対応するからほとんどの環境でオッケーのはず。

FM7 は、ヤマハの FM 音源シンセ、DX7, DX7-II, DX11, TX81Z, DX21, DX27, DX100, TX802 のプログラムを読み込むことができる。インパネのボタンは懐かしい DX5 を意識しているが、プログラム読み込みには対応していないようだ(DX5 パッチなんて流通してないだろう)。FM7 は PC(Windows 98, Pentium III 450 MHz, 64 MB RAM, 16-bit sound card)にも対応。でも、DX27 とか忘れたなぁ。どんなんだっけ、DX816 はだめか?

でも、Native Instruments のソフトって対応環境がまばら* だなぁ。MAS 対応サンプラとして、BATTERY にも注目してます。けど、PowerMac G3 350 じゃ、ソフトシンセをたくさん使うのはキツイかな。最近は DP のトラック、かなりオーディオに使ってるから。でも、ほんとに欲しいのは「使い込む」時間です(苦笑)。

MAS Compatible * Native Instruments support for FreeMIDI and MOTU MAS
追記:全商品が MAS / FreeMIDI 対応するんですね。MAS 対応は嬉しいけど、僕は OMS コンパチモードなのだ。

Waldorf Attack Percussion Synthesizer - Waldorf

Attack わぉ、Waldorf Attack なるものも登場している。700 を越えるサウンドを盛り込んだ 31 サウンドキット(1サウンドキットにつき、24種のパーカションを配置できる)パーカションシンセサイザーだ。現実のドラムセットの再現というよりも、シンセならではのパーカションサウンドに重宝しそうだ。目的がはっきりしているシンセだけに面白い。ハードウェアシンセだと、マーケットが狭いため、このような特化型シンセは成功しにくいし、選択肢も少ない(価格が高かったりする)。

サウンドのデモが用意されている(これは購買効果あるよね)。テクノのピュンピュンといったサウンドから、フュージョンのバックの刻み系に使えそうなサウンドまで用途は広がりそう。昔のシモンズやリズムボックスを彷彿させる。mp3 だからか、音圧は大丈夫なのかがちょっと不安。

スクリーンショットを見る限り、シーケンサは付属していない。これは自分のシーケンサからのコントロールが前提になっており、場合によっちゃこっちの方が便利だ。VST Plugin のみというのが悔やまれる。

 
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 2001.3.2 Fri nord lead 3 / DP 3

nord lead 3 出荷開始 - Clavia DMI

nord 3 Clavia DMI は、nord lead の新バージョン、nord lead 3 の出荷を開始した。ラックマウントタイプの nord Rack 3 は4月に出荷される予定。

nord lead 3 の詳細はやはり生音を聴いてから紹介したが、スペック的には18ポリ、4パートマルチティンバーのいわゆる「アナログルネッサンス期」のシンセだ。ノブには LED ランプがついた。Novation Nova 2 KBD もそうだが、ノブといってもアナログの抵抗ノブではない。実際にはデジタルスイッチみたいなもので、音色をチェンジした際に LED が正しいノブの位置をマークするようになった(ちなみに、Nova 2 KBD はノブをいじったとたんに中央スクリーンにノブ名と数値が表示され、値を確認することができる)。

強力なユニゾンモード(昔のシンセにはついてたよね)も搭載。短音に5つの音をステレオ定位で割り当てることができる。ポリフォニックグライドは TOTO の「ロザーナ」のシンセソロみたいに和音のポルタメントを演奏できることなのかな?

懐かしい機能といえば、コードメモリーなんていうのもある。コード構成を記憶させて、1キーで和音をプレイできる。5度とか記憶させてメジャーコードを弾くとアカデミックな響きになる。僕が最初に買った Korg Poly 800 にも同機能があった。和音でなく短音を記憶させれば前述のユニゾンモードを楽しめた。

まぁ、早く触ってみたいものである。音ばかりはスペックでは分からないからね。伝統のホイールはあいかわらず石調、ベンドは木製だ。オッケーだね。

DP3 のパンフレット配布 - Musetex

DP3 Digital Performer の国内代理店である Musetex は、DP の次期バージョンである DP3 beta のパンフレットを公開している。これは Macworld Tokyo で配布されたものと同じもの。DP3 beta といってもパブリックに公開されてはいない。正式リリース版は今年の夏には登場といわれている。マルチプロセッササポートや、サラウンド対応、ProTools プロジェクトのインポート・エクスポート、Vision ライクなエディットウィンドウなど、現時点で公開されている DP3 の特徴が日本語で読める。

実際、本当の機能というのは、リリースされないと分からない。MOTU は DP の AltiVec 最適化など、リークしておきながら機能を搭載しない場合がある(なんでも搭載すればいいというものではないが)。登場する頃には、MacOS X もある。MacOS X でマトモに動くソフトとして登場すれば嬉しいのだが。

 
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 2001.2.21 Wed Novation @-AtMark- Vol.2

Nova Module Novation Nova 2 KBD 36 Voice を検討した時に予算的にカナリ迷ったのが、Novation Nova Module だ。

数年前の製品なので中古市場では12万円程で入手できる。秋葉原のラオックス音楽館では新品を展示している(値段はちょっと高い)。基本的な発音方式、サウンド志向や操作感は Novation Nova 2 KBD と変わらない。持ち運び的にも「これでいいのでは」と何回も思った。最終的には「鍵盤付もコンパクトなので」という方向に落ち着いた。

Nova Module 用にキーボードを持ち歩くとなると(僕の場合は、Alesis QS6 だ)一緒の方が便利と判断した訳だ。また、Nova 2 KBD の美しさにも負けたのもある。

が、しかし、Nova Module も素晴らしいプロダクトだ。H63mm × D193mm × W383mm というコンパクト設計で重さもわずかに 5kg だ(そう、PowerBook G4 が2枚だ)。がっちりラックにマウントできる Rack タイプのモジュール SuperNova Rack も最近は発表しているが、実際に見てみると Nova Module の方がずっとかっこいい。いつか、こっそりゲットしたい一品である。僕のバンドがテクノバンドだったら、Nova Module だけを持つ歩けばスタジオに入れる。今なんか、24kg の Ensoniq KT 76(ピアノ鍵盤仕様)を持ち歩いているんだから、体に悪いよ。

Jamiroquai のキーボーディスト、Toby Smith は SuperNova のユーザらしい。東京ドームを nord lead 2 の超低音サウンドで揺らしまくった彼も Novation ファンなのだ。英国産のキーボードってあまりないしね。ロンドン出張の際に買ってくればよかったなぁ(本国の方がやはり安いみたい)。

なお、Novation が最初に有名になった BassStation には全く興味が沸かなかった。だから今頃盛り上がっている訳だけど。

 
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 2001.2.20 Tue Novation @-AtMark-

PowerBook G4 を先送りして、Novation Nova 2 KBD 36 Voice を購入した。下記写真では伝わりにくいが、スタイリッシュで非常に美しい Keyboard だ。パソコンと違って、Keyboard は海外製品の方がコンパクトだったりするが、この英国産シンセも非常にコンパクトで操作性も抜群である。演奏には「下準備」が必要な国産シンセが多い中、ライブにいきなり持ち込み、演奏最中に「サウンドメイキング」しながら戦えるキーボードである。ライブでの「飛び道具」としてトレードマークにしようと思っている(持ってるヤツあまりいないぞ!)。

Nova 2 KBD

Novation 2 KBD は、赤い Keyboard "nord lead"と同類のアナログシンセをシュミレートしたデジタルシンセ。サンプルバックキーボード(ホンモノの楽器の音をサンプリングして、その音をもとに音色を作るタイプのシンセサイザー)が普及した90年代ではあったが、そもそもシンセサイザー固有のサウンドが存在したはずである。ファットなブラスやパッドなストリングス、はたまたコンピュータのビープサウンドやランダムなシーケンスサウンドなどは、テクノのクラブシーンでの復活を期に見直されてきている。僕が中学生だった頃、トーマスドルビーやハービーハンコックが何百万円という機材で「ピコピコ」やっていた訳だが、現代のテクノロジーはアナログサウンドの再生のみならず、多機能小型化、サウンドのリアルタイムコントロールを可能にしたのである。これを「アナログシンセのルネッサンス」と呼ぶ。

アナログ・ルネッサンス期に参入したメーカー、NovationAccess(Virus)Clavia(Nord)はブームとなったが、「アナログな音しかでない割に高価なキーボード」としてマイナーな存在だった。リアルな楽器のサウンドを再現し、シーケンサーを搭載し、最近ではサンプラー専用機顔負けの機能を有する現代のシンセと異なり、ミョンミョンとかブヒョ〜ンのような音だけしか提供しないこれらのキーボードは「マニア・プロ向け」と見られていた。またそのサウンドは演奏する音楽のタイプを非常に限定する感があった。

しかし、対象とする音楽のタイプが限定されたことにより、アナ・ルネシンセ達は自らをフォーカスのきいたプロダクトに進化させてきた。Novation の機能も大したモノ。サウンドが太く、音色のリアルタイムコントロールはあたりまえ。ボコーダーを搭載し、アルペジエータは複雑なフレーズが再生可能で、そのスピードも bpm 表示でリアルタイムに操作できる。ドラムのループとベース音を指一本で再生できるシンセは多いが、ループスピードの変更をエディット画面でしなければならないので、実際にライブで使われることは希だったと思う。しかし、Novation ならノブでスピードをきっちり合わせられる。エフェクトもディストーションやディレイが全面に配置され、エフェクトのゲインやバランスのコントロールもノブでオッケー。オクターブも上下で6オクターブをスイッチ一発で変更。モジュレーションもレゾナンスやフィルタの指定だけでなく、それらをホイールコントローラにもアサインできる。いたれりつくせりだ。音も上品なサウンドから攻撃的なものまで自由自在だ。

Novation 2 KBD は比較的新しい商品で、代理店も小さいからか、マニュアルは英語版+日本語サマリーのセット。しかし、マニュアルなんぞ読まなくても、ほとんどの操作が分かる。「シンセサイザーの基礎」が分かっていたら、それだけで完璧に Novation を操作できる。小さい画面と格闘しなくても、ノブやスライダーで音の変化を確認しながら音作りができる。深く観察すれば、オーバーロードしたりフィルターが共振してしまって、何にも使えない音ができてしまわないように、各項目が設定されているのに気づくだろう。ここらへんは素人にはありがたい作りだ。そういう面で、Nord lead よりカンタンに使える音を作ることができる。これはマジで凄い。

これから15回連載で Novation 2 KBD の素晴らしさをご紹介しようと思ったが、話題があまりにマニアックなので今回でやめておきます。要望があればサウンドを紹介していきますよ。

Virus Indigo
ちなみに今回の購入では、価格の下がった Nord lead 2( Novation のスタイルには勝てなかった)とともに、Access Virus Indigo も多いに惹かれました。残念なが日本では 20万円オーバーということで手が出ませんでしたが、ルックスも最高です。Access Virus の方が、Patch List とかのサポートがいいんだよなぁ。OMS のパッチリストには Novation 自体がないです(涙)。FreeMIDI に期待。
 
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 2001.1.23 Tue 新製品レポート

みなさんの音楽ライフを応援する Newton@-AtMark- がお送りする新製品レポート(楽器版)。NAMM の時期だけあって、情報・新製品目白押し。気になる製品を中心にご紹介しましょう。

DP3_mixerDigital Performer 3.0
なんといってもこれでしょう。その音質と堅実な作りでプロを中心にファンが多い、MOTU Digital Performer 。長い経験と歴史にもかかわらず、次回製品がやっと Ver.3.0(笑)。MOTU Mailinglist には新バージョンの機能紹介も流れていますが、本家サイトにはまだ情報が掲載されていません。恐らく当分載らないでしょう。複数プロセッサ対応、サラウンド機能の搭載も話題ですが、個人的にはインターフェイスが MacOS X ライクに模様替えするのが気になります。Macintosh 標準インターフェイスから離れ、なんか金属っぽい(ヤンキー的)インターフェイスだったデジパフォ(これはあんまり好きでなかった)。カッコイイし見た目も肝心。またこれで「MacOS X ?それナンスカ?」とMOTU 開発陣が言えなくなったことがグッド。G4 Verocity Engine 最適化は結局シカトされたからね。MacOS X で環境がそろうのはカナリ先だろうけど。

STORM for MacintoshSTORM for Macintosh
音楽機器業界はパソコン業界みたいに膠着していない。小さい会社でも天下をとれる。第3次ソフトメーカー参入期を迎え目が離せない状態だ。Arturia STROM が、Macintosh にやってくる。これは嬉しい。STROM はカンタンにいうと、Propellerheads REASON みたいなソフト。いくつかのソフトベースモジュール(シンセとかエフェクトとか)を組み合わせてバーチャルスタジオを実現する。もちろんハードを買うより安い(US$225)。画面もカックイイー!ソフトベースだからノイズフリー。ソフトベースで組み上げちゃうともう、CPU パワーがどんだけあっても足りな〜い。

OB12Oberheim 12
老舗もどっこい生きている。シンセ少年の憧れ Oberheim も新モデルを発売。この時代に2VCO、12ポリの4パートマルチティンバー。デザインも変わってません。TOTO の音が出したかったらオーバハイムではないけど、惹かれるデザイン、引いてしまう値段。同じデザインの MC1000(というから MIDI コントローラなんだろうな)も発表されたらしい。

airSynthairSynth
個人的に好きなメーカーAlesis 。奇抜な airFX の姿は Newton@-AtMark- でもお伝えしたが、今度は「赤」の登場だ。airSynth は、airFX 同様、手をかざすことで音に変化を加える3次元赤外線コントローラだ。airSynth はパーカッシブサウンドやレガートノイズなどのシンセサウンドを搭載。これをグイグイ変化させるんだろう。airFX が、$249.99 だから値段も似たようになるのかな。触ってみてぇ!欲しいぜ!!

nord lead 3nord lead 3
いつまでプレビューやってるんだという、Nord lead 3 もそろそろ登場か?市場の nord lead2 の在庫も減りつつある。前回の Jamiroquai のコンサートで低音爆音で東京ドームを文字通り震わせた nord lead 2 に僕はメロメロ。危うく衝動買いしてしまうところであった。nord シリーズは強力なアナログサウンドと、木製のピッチベンド、石でできたホイール、リアルタイムに音をいじれるたくさんのツマミが特徴。某 PDA ショップの転調、いや店長もお持ちの一品だ。

KARMAKROG KARMA
国産もがんばる。コルグがまた気になるシンセを登場させた。最近の銀パソならぬ、銀シンセ(あんまり好きじゃないのよ)から離脱、スタイリッシュなキーボードの登場だ。コルグのことだから、シンセからシーケンサまで全部含んだワークステーションだろう。かっこいいけど、なんて読むんだ?カーマ(カルチャークラブのカーマカマカマ・・・・を思い浮かべてしまう)?カルマ(業が多そう)?

 
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