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 2002.1.21 Mon 

◆ PowerBook G4 でモバイル音楽環境(その1)

PowerBook G4 で音楽環境 自宅でのんびり音楽なんてやってられない日々が続いています。

自宅にいる限り楽器は触れない。曲の骨組みを作ったりサウンドサンプルを切り出したりと、ある程度のことは外出先でもできるようにしたい。そう、そのために PowerBook G4 を買ったんじゃないか。

そんな忙しい(または自宅だと落ち着いてオンガクできない)あなたと私の「PowerBook G4 でモバイル音楽環境(その1)」です。予算の関係上、サンレコみたいにオーディオカードを片っ端からレビューするような特集にはなりませんので、ご了承下さい。

「その1」では概要と目標を。

モバイルオンガク環境といってもいろいろあります。

  • PowerBook + ableton live:サウンドライブラリを自由に配置してオンガクする。ゴキゲン!

  • PowerBook + REASON:サウンドライブラリも使うしエディットもする。けど、REASON や ReWire 接続ソフト以外は使わない。※これも結構良さそうだね。

  • PowerBook + MOTU DP3(小):自宅のメインマシンで使いなれた環境で作業したい。けど、重いのは嫌。REASON 持ってないし。※僕はこれだ。

  • PowerBook + MOTU DP3(中):PowerBook で音モノのレコーディングしまっす。MOTU 828 でも持ち歩きます。

  • PowerBook + MOTU DP3(大):マシンがたまたま PowerBook なだけです。PCI スロット拡張して、MOTU 2408 CoreSystem でも ProTools でもなんでもアリ。ひょっとしてオンガクを仕事にしてます。

一番下を除いてどれも魅力的(笑)。僕の場合は、最終的には自宅の環境に持っていくことを前提にします。

要は、PowerMac G3 B&W で活躍している音楽環境をそのまま外に持ち出せばよい訳です。しかし、AKAI CD3000XL や、YAMAHA TG77、ENSONIQ MR-Rack、88鍵盤のキーボードなんて持ち出せません(絶対に嫌だ!)。まずは、ハードウェア音源をソフトウェア化することがポイントとなります。あとは、オーディオの入出力、MIDI の入出力を必要最低限、確保することが目標となります。

では次回までごきげんよう(これ、続くんだろうか?)。
NI B4 Native Instruments B4 を購入。秋葉原のラオックスで試奏したらあまりに音がいいので欲しくなりました(購入したのはソフマップ、ごめん)。レスリーのかかり具合がサイコー。これも「PowerBook オンガク環境」への移行の一環です。
さて、この B4 を最新の MAS で使うにはコツがいります。NI B4 の MAS 対応は B4 1.1 からなのですが、インストーラが、B4PI という必要なファイルをインストールしてくれないんです(最新アップデータでも同様)。説明書にもそのことが書いてあるのですが、解決法法としてはミディアのサイトから B4PI ファイルをダウンロードしなさいと。で、その場所が分からないんですね。
結論からすると、DirectConnect のプラグインもインストールしてシステムフォルダの DAE の中にインストールされる B4PI をシステムフォルダ/機能拡張/MOTU/plugin/に入れればよろし。BATTERY も同じ目にあうんだけど、BATTERY はインストール CD から必要なファイルを個別に取りだせるので問題なしです。ミディアのサポートページには、NI 製品の情報がほとんどない。力を入れて欲しいナリ。
なお、B4 Updates ページには、B4 patch names for Digital Performer があり、これを使うと、Digital Performer から B4 の音色を指定できるようになります。Battery Updates ページではユーザのみフリーでダウンロードできるサウンドキットが配付されています。
 
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 2002.1.22 Tue 

◆ PowerBook G4 でモバイル音楽環境(その2)

PowerBook G4 で音楽環境 自宅にいる限り楽器は触れない。曲の骨組みを作ったりサウンドサンプルを切り出したりと、ある程度のことは外出先でもできるようにしたい。そんな忙しい(または自宅だと落ち着いてオンガクできない)あなたと私の「PowerBook G4 でモバイル音楽環境」。連載第2回目です。

「その2」では、MIDI 編でいってみましょう。

当初、「PowerBook G4 ではサウンドファイル系の編集/配置のみを行ない、MIDI 系は自宅でやるのもしょうがないかな」と思っておりました。しかしながら、昨今のソフトウェアシンセの盛上がりを見ると、「あれも使いたい、やっぱ MIDI は必要?」とか思いはじめました。「MIDI を使う」といってもキーボードなどのハードウェアデバイスが必要なシーンというのはどういうものでしょう?

MIDI データを一回入力してしまえば、ソフトウェアシンセを「演奏」させるのはわけありません。また、ReCycle 2.0 を使ってドラムのサウンドデータを細分化して演奏させるのにも MIDI が必要ですが、こちらはマウスによる MIDI エディットでもなんとかいけそうです。外出先(喫茶店?)で MIDI でハード音源を何チャンネルにもわたって演奏させることはあり得ないので、MIDI デバイスは「最低限、データを入力できればよろしい」程度であることが分かります。

UM-1 はい、それにぴったしのデバイスがあります。こちらです。この Roland ED UM-1 は、MIDI インターフェイスというより MIDI ケーブル。OMS (Open MIDI System by Opcode) だけでなく、FreeMIDI に対応したドライバが添付されています(これで憧れの純正 FreeMIDI 環境!)。なんと、Mac OS X 対応も表明されています

YAMAHA の MIDI インターフェイスは、OMS にしか対応してなく、Mac OS X への対応は望めそうにない状況なので、こちらをお薦めします。価格も市価で \3,980 ほど。これがあれば、いざという時だけ外部との MIDI の入出力を確保することができるわけです。

CBX-K1XGB キーボードはまだ決め手がありませんね。とりあえず、コンパクトなキーボードで音源も搭載された YAMAHA CBX-K1XG なんでしょうか。ベージュの本体は非常にあか抜けません。僕は CBX-K1XGB というトランスルーセント(笑)なバージョンを持っています。なんかあったらこれで対応します。509 × 55 × 155 mm の 1.4kg です。

MIDIMAN KeyStation OXYGEN 8 ソフトウェアキーボードか、PowerBook G4 のキーボードから MIDI を入力できればいいのですが。MIDIMAN KeyStation OXYGEN 8 は 420 × 237 × 76.2 mm で「USB接続時にはUSBバスからの電源供給で動作する」とのことですが、OMS ドライバのみです(涙)。

では次回までごきげんよう(これ、続くんだろうか?)。
一部で好評のソフトシンセ・カタログをまたまた更新しました。グランドピアノの VST インストゥルメントもあるんですね。これがあれば、重いキーボードも持ち歩かなくてもいいか?あ、僕は鍵盤がピアノ鍵盤じゃないとだめなんだ。う〜ん、でも音いいです。
 
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 2002.1.24 Thu 

◆ PowerBook G4 でモバイル音楽環境(番外編)

PowerBook G4 で音楽環境 自宅にいる限り楽器は触れない。曲の骨組みを作ったりサウンドサンプルを切り出したりと、ある程度のことは外出先でもできるようにしたい。そんな忙しい(または自宅だと落ち着いてオンガクできない)あなたと私の「PowerBook G4 でモバイル音楽環境」。番外編です。

UM-1 先日紹介した Roland ED UM-1 はなかなか反響がありました。「FreeMIDI に対応したドライバが添付というのがイイ」というメールも多く、ってことは Digital Performer ユーザじゃんということになります。

なぜなのか、Newton ユーザにはオンガク系の話題に興味がある人とだぶるようです。面白いですね。「Newton サイト→オンガク系サイト(もちろん Newton もフォローしてるけど)」と流れた僕は、これまた典型的な Newton ユーザだったようです。

で、これまた Newton ユーザである三沢さんより、「 Roland UM-1ですが、実はOS X用のドライバがリリースされています。もちろん、Roland純正じゃないですが。」との情報をいただきました。ありがとうございます。凄い、Mac OS X ドライバがあるなんて。将来は実に明るいぞ。これで、\3,800 なら安いでしょう。

ということで、反響メールや、たれこみメールもお待ちしております。 Digital Performer ユーザ以外でもオッケーですよ。
NI B4 昨日、Native Instruments B4 を弾きこみました。いい。実に音がいい。ですが、Yosemte PowerMac G3/350 で使うとレイテンシーが気になります。Digital Performer のプロセッサメーターもはじめて振り切れました。やれやれです。師匠である某ヤマキ氏も「スタンドアロンで別のマシンで動作させている」とのこと。サウンドの発音が遅れるのか、MIDI のリアル弾きだから遅れるのか、その両方なのか。
で、PowerBook G4 667 ならどうかということですが、これは実験してません。というのが、PBG4 からサウンドをアウトできない(笑)。MOTU 828 は接続可能ですが、MIDI 側の OMS 環境を PBG4 に持ち込みたくないのが理由。FreeMIDI 純正 MIDI インターフェイスが欲しいところ。
あと、OMS + FreeMIDI 環境だと、B4 の MIDI コントロールに問題があります。NI B4 側を OMS にしても FreeMIDI にしても MIDI は使えません( OMS だと DP3 の MIDI デバイスターゲットに B4 が現れない、FreeMIDI だと B4 を選択しても MIDI が B4 に届いていない)。結局、IAC 経由で使っています。BATTERY にも似た現象があったなぁ。以前、ミディアのサポートに質問したのですが、この件に関する返答はありませんでした。(率直に)ミディアのサポートってメール遅い。を、ミューズテクスがリニュ。軽くなった。
 
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